年度末の3月31日、札幌地下街のオーロラスクウェアで「雇用・くらしＳＯＳネットワーク北海道」による2回目の街頭相談会が行われました。
　相談員や支援スタッフには、道労連、道生活と健康を守る会連合会、自由法曹団の弁護士、司法書士、北海道・札幌社保協、北海道勤医協、新婦人道本部、民青同盟道本部、いのちと健康を守る北海道連絡センター、札幌地区労連、道民医連などから常時40人余り、のべで60人以上がが駆けつけました。
　10時の開始前から早速受付には生活、法律相談などの人が訪れ、弁護士、司法書士などと相談を行う姿がありました。夫の暴力に耐えかねて失業中の息子さんと家を飛び出したという方、両親の介護の相談で寄った55歳の横浜から来た女性もいました。
　失業した帯広の息子さん夫婦のことで相談に来た警備員の制服を着て訪れた男性、お金がなく手稲から歩いてきた28歳の男性、小学生の2人の子どもさんがいて夫の仕事がなく生活できないと相談に来た女性もいました。
　社長から2月に従業員の賃金を30％カットと言われ、労働組合のことを知りたいと相談に来た男性、病気の治療を受けたいが経済的に苦しいと来た女性もいました。
　この日は午後7時の終了ぎりぎりまで相談者が訪れ、直接会場に来た人が43人、道労連事務所のホットラインへの電話相談が7件ありました。
　道労連小室事務局長は、終了にあたり、「今回は必ずしも派遣切りなど労働相談が多くはなかったが、年度末で雇用を切られた人達が、これから1ヵ月後、3ヵ月後には大変になることが予想される。今後は外での炊き出しを含めた相談会などの検討もしていかなければならない」と述べました。