札幌社保協ＦＡＸニュース2009.1.19 結成10周年、生存権裁判支援する会の旭山動物園行き
●札幌社保協結成10周年記念講演会、レセプションの模様
●生存権裁判を支援する会が原告・家族らを励ます取り組み−旭山動物園見物
新しい年の幕開け、今後も社会保障運動の先頭に！札幌社保協結成10周年記念講演会・レセプション開く
札幌社保協結成10周年の記念講演会とレセプションが1月10日に開催されました。記念講演に90人、レセプションに80人の各界の方々にご出席いただきました。皆様のご協力ありがとうございました。
1部の記念講演では、高崎裕子札幌社保協代表委員・弁護士が「憲法と社会保障」−人間らしく生きることを求めて−と題し、記念講演を行いました。現憲法の成り立ちと世界の社会保障の歴史に触れながら、戦後の生活保護行政をめぐって裁判が行われた社会保障裁判の歴史について紹介しました。憲法25条と9条は双子であり、9条が受難の時期は25条にとっても受難の時であることを強調しました。9条の会の草の根的広がりの中で、9条改憲反対が賛成を圧倒し始めていること、憲法の中にこそ憲法を守る力があり「憲法を守る」から「憲法を生かす」ことを訴えました。
2部のレセプションでは甲斐道社保協事務局長、紙智子参院議員の来賓ご挨拶や、各界からの参加者からのスピーチをいただき、今年も多くの団体、個人と共同して社会保障、暮らしを守る運動をすすめようという、新年の大きな決意と交流の機会となりました。
札幌社保協10年のあゆみ-��(PDF 1415ｋｂ)
子どもの国保資格証明書、道内自治体の停止状況
子どもへの国民健康保険の資格証明書−保険証の取り上げが大きな問題となり、2008年秋には全国の運動で子どもへの資格証明書発行をやめる自治体が増えました。
北海道子ども未来局が調査した、08年12月15日時点の道内各自治体の状況です。札幌のように18歳未満への発行停止も増えています。資料を添付します。
問題は、現在子どもへの資格証明書発行が０の自治体です。現在いないことで対応を決めていない場合、資格証明書発行対象の国保料滞納世帯が出てきたときに、子どもがいても機械的に発行される可能性があります。
くらし、制度 改善を求めて交渉・宣伝
●年金者組合札幌支部協−12/22に年金、後期高齢者医療、介護、交通、除排雪、ゴミ問題、敬老パスで市と交渉
●東区守る会・社保協−12/24区と主に生活保護問題で交渉
●札幌ローカルユニオン「結」−12/21「派遣切り」許すな！と宣伝
●札幌保育連・保育労組−12/25「保育を金儲けの道具にするな！」と宣伝
札幌社保協-介護保険料引き下げ、保険料・利用料の軽減拡充を求めて交渉
札幌社保協は事前に介護保険料の引き下げ、保険料・利用料の軽減拡充を求めて、要望書を市に提出していましたが、12/26に交渉を行いました。回答書では次期保険料設定の項目以外では、ほとんどできませんという内容でしたが、利用者の実例を示して利用料の軽減や市の独自サービスの実施を迫りました。
社保協からは勤医協在宅、地域社保協、道社保協、斉藤事務局長ら15人が参加、市側からは介護保険課長、介護予防担当課長、事業指導担当課長、担当係長など9人が出席しました。
このままでは、冬を越せない 生きて行けない！事例集
北海道民医連が、各法人などから寄せられた医療・介護の困難事例を集めた事例集です。貧困と格差の広がりの中で、お金がなくて「病気になっても患者になれない」人が増えています。病人、高齢者、障がい者、失業者など社会的弱者にしわ寄せがいく、日本の医療・介護・福祉の現場を示しています。
事例集の1と2を紹介します。
